都内オフィスビル(用途変更)
ビルの住居部分をオフィス(スタジオ利用)に変更した事例です。
当オフィスビルは最寄駅から徒歩13分、倉庫や住居が混在する地域にあります。
オーナー様より不動産の購入及び運用業務を受託後、空室となっていた元オーナー様住居の活用についてご相談いただきました。
当該区画は約300㎡と住居としては非常に広いため同エリア内での需要が見られない中、賃貸する場合には大掛かりなリフォームが必要となることから、前オーナー様退去以降手つかずのまま老朽化が進んでいました。また、査定賃料では坪単価換算と現実的な目線に大きな差が見られ、リフォームの費用対効果を考慮すると大きな課題がありました。
そこで、他の用途も含め一から貸し方を再検証した結果、最も有効活用が見込める用途がオフィスであると判断し、オフィスへの用途変更をご提案いたしました。
物件の特徴である最上階ペントハウス・吹抜け空間・ルーフバルコニーを活かしたテナント様のターゲティング、ターゲット層に効率よくアプローチするための仲介会社選定など、リーシングの工夫により募集開始から1ヵ月以内に申込をいただくことができました。また、オーナー様の負担を無駄なく最小限に抑えつつテナント様が希望する内装を実現できるよう、工事内容・費用負担の調整や原状回復内容の取り決め、全体スケジュールのマネジメントを実施。無事にテナント様のオープン日を迎えることができました。
未活用の区画がテナント様工事を経てデザイン性の高い空間に生まれ変わり、建物がバリューアップしただけでなく、住居での査定と比較して大幅な賃料アップを達成し、収益性の向上にも貢献することができました。